管理会計の作り方・使い方(基礎編)
〜経営に役立つマネジメント会計講座〜

最新記事

第12回:意思決定のための会計(5)<差額収益原価分析の活用>

 前回までの講座で解説した差額収益原価分析は一般的に短期の意思決定に役立つと言われています。これをこの講座で使っている管理会計マトリックスで示すと下の領域にあたります。    それに対して前回の講座で差額収益原価分析の実践例としてみた事業部の存続か廃止かという意思決定は下の領域にあたります。      教科書的な観点から言うと事業部の存続か廃止かというよう...

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第11回:意思決定のための会計(4)<A事業部廃止案の評価>

 今回は前回解説しました差額収益原価分析を使って前に見たA事業部の廃止案を検討してみます。  差額収益原価分析を行うためには、A事業部のPLだけでは情報が足りないので次の前提条件を付け加えてみましょう。 A事業部のPLと事業部を廃止した場合の収益と費用への影響をもとに、継続案と撤退案のPLをそれぞれ作成すると次のようになります。    二つのPLの差額がそれぞれ差額収益・差額...

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第10回:意思決定のための会計(3)<差額収益・差額原価・埋没原価>

公認会計士 森川智之  意思決定のために会計を使ううえで必ず理解しておく基本的なものに「差額収益」、「差額原価(差額費用)」、「埋没原価」があります。  差額収益や埋没原価はPLを見てもどこにも記載されていません。財務会計では用いられない収益や原価ですが意思決定のための会計にとっては基本中の基本なのでしっかりと理解しておく必要があります。 差額収益・差額原価(差額費用)  差額収益はあ...

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第9回:意思決定のための会計(2)<優れた意思決定を行うためには>

公認会計士 森川智之  意思決定のための会計の説明に入る前に「優れた意思決定を行うため」について考えてみたいと思います。  優れた意思決定を行うための方法論として最初に考えられるのは、前回にも触れた意思決定のプロセスをそれぞれ最適化する方法があります。具体的には、優れた複数の代替案を設計し、それぞれの代替案を正しく評価し、最良の代替案を選択するという方法で意思決定の質を良いものにし...

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第8回:意思決定のための会計(1)<BS・PLは意思決定に役立たない>

公認会計士 森川智之   今回から数回にわたって意思決定のための会計について説明したいと思います。  マトリックスでいえば下のように左側の領域がテーマとなります。     意思決定は特定の目標を達成するために、探索活動、設計活動、評価活動、検討活動というプロセスを通じて、複数の代替案の中から最も適切なものを選ぶ行為です。意思決定のための会計はこのようなプロセスを支援するための...

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